芝浦工業大学 アーバンエコモビリティ研究センター ロボット・ネットワーク領域リーダーの松日楽信人教授を中心に、芝浦工業大学とベイエリアおもてなしロボット研究会は、「ベイエリアロボティクスフォーラム2020セミナー」を開催しました。このフォーラムは毎年行われており、今年で4回目の開催となります。
今年はロボットネットワークによるデータの共通化およびデータの活用に焦点を絞り、8機関、8名の講師がシーズからニーズまで多様な分野で報告しました。
(1)国際ロボット展での30台ロボットの連携実験
松日楽信人(芝浦工業大学)
(2)サービスロボットの普及に必要なこと
成田雅彦(産業技術大学院大学)
(3)屋内複数自動搬送ロボットのソフトウェアシステム
成瀬継太郎(会津大学コンピュータ理工学部)
(4)移動ロボット共通インタフェース
山本大介(東芝)
(5)地理空間情報に基づくロボット用地図の基礎検討
武田 浩志(国際航業株式会社 先端技術・事業開発部)
(6) ユーザーから見た、サービスロボット実装の課題
大野誠一郎(JR東日本商事 AI・ロボティクス推進部)
(7) ロボットサービスに関する OMG での標準化活動:RLS, RoIS, RoSO
亀井剛次(NTTコミュニケーション科学基礎研究所/OMG Robotics DTF co-chair)
(8)コミュニティ・セントリックな成長する知能とロボット群
山口 亨(首都大学東京・システムデザイン学部・情報科学科)
本年も約60名と多数の参加があり、各テーマとも具体的な内容で、講演後の交流会まで活発な質疑応答がなされ、今後の製品化、サービス化が期待されます。
また、産業技術大学院大学の成田研究室からは人の動きを参考にした浄瑠璃ロボットを展示しました。
うなずき、まばたき、発声にともなう口の動きを実現しており、人気を博しました。