深川江戸資料館でロボットのデモンストレーションを実施

2020年12月11日〜12日、知能機械システム研究室(工学部機械機能工学科 松日楽信人教授)は、江東区深川江戸資料館でロボットによるデモンストレーションを実施しました。

今回は、知能機械システム研究室から、人の動線を計測し人数も数える挨拶ロボット2台、自動で位置調整する写真撮影ロボット、応答に優れたアンケートロボット2台、の合計5台のロボットが稼働しました。また、東京都立大学の知能情報処理を研究している山口・下川原研究室も参加し、来館者の移動により位置を検出して自動で展示物を紹介するタブレット案内と手指消毒を促すロボットの展示とデモを実施しました。ロボットだけが活躍するのではなく、スタッフ、ボランティアガイド達と適切に共存するための研究として実験が行われ、これらをRSNPでネットワーク化しインターネット経由で何処からでもロボットの状況が把握できるようにしました。

なお、RSNP(Robot Service Network Protocol)はロボット・サービス・イニシアチブ(RSi)が開発したサービスロボットをネットワーク化するための共通仕様です。

今年度は新型コロナの影響により開催時期が延期になり、密を回避し、展示規模もかなり縮小した開催となりましたが、2日間で267名の来館者があり、多くの方にロボットをご覧いただきました。

本イベントは、今年で6年目の開催となりました。来館者やスタッフの皆様と実際に触れあい、ロボット達が社会の中でどのように活用されるかを実証できる貴重な機会を活かし、さらに研究を進めていきます。


本デモンストレーションは、「ロボット技術による見守り・健康支援等スマートタウン構築」プロジェクトおよびブランディング事業『アーバン・エコ・モビリティ研究拠点の形成』の一環として行われています。

なお,以下の皆様の協力で実施しました。

東京都立大学 山口・下川原研究室
江東区深川江戸資料館

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