2017年7月10日、豊洲キャンパスにて、デザイン工学部デザイン工学科建築・空間デザイン領域の国際交流ワークショップ「Tokyo Elderlies 東京のお年寄り」の成果発表会を行いました(担当:前田英寿教授、藤原紀沙助教)。
本ワークショップは、芝浦工業大学の学生12名とタイのモンクット王トンブリ工科(KMUTT)大学建築・デザイン学部の学生12名による合同で行われました。タイ・日本混成で4チームを結成し、8日間の集中日程で、日本の都市課題に対する解決策を探るものです。成果発表会には約40名が参加しました。
成果発表会全景
本年度は、「Tokyo Elderlies 東京のお年寄り」をテーマに、港区芝浦港南地区総合支所・高輪地区総合支所・高齢者支援課・住宅政策課の各所に、施設視察や成果発表会の参加などご協力をいただいて進められました。
東京の特に都心部では核家族化が進展しており、高齢者が独居状態となって引きこもってしまわぬようにする必要があります。一方、小学校低学年の子ども達は放課後から夜にかけての居場所がありません。高齢者と児童がふれあいながら、楽しんで時間を過ごせる様な施設は成熟した都心部でニーズが高くなっています。
混成チームによる提案発表
学生達は、現存する港区の施設を対象として、クッキング、ガーデニング、シェアリングスペースなど、多様な視点から、高齢者施設と児童館の融合した建築・空間のリノベーション提案を行いました。双方の文化の違いを意識しつつ、高齢者や弱者に対するケアという共通課題を通して協働を行う貴重な機会となりました。
連携自治体からのコメント
-->芝浦アーバンデザイン・スクール(ワークショップ記録)
本ワークショップは「芝浦アーバンデザイン・スクール」の一環として、スーパーグローバル大学創成支援事業・日本学生支援機構JASSO海外留学支援制度(協定受入)との連携で行われました。