2017年1月19日、芝浦キャンパスにて、デザイン工学部「プロジェクト演習8」の最終講評会を行いました。
今回の課題は「水辺の建築再生」です。芝浦キャンパスの周囲を囲む運河や遊歩道などの周辺環境に着目し、既存の建物に手を入れて価値を再び高める「建築再生(リノベーション)」を考えます。
今回は、建物所有者であるサンフロンティア不動産株式会社大本氏のご協力により、実際にキャンパス周辺の運河沿いに立地する築約40年の鉄筋コンクリート造併用住宅を題材としてご提供いただき、「芝浦ローカル」といえるような水辺の都市建築モデルの提案に取り組みます。
発表の様子
学生40名がパネルと模型で提案を紹介し、教員8名、サンフロンティア不動産株式会社大本氏ほか1名により、導入機能、構造、場所性や水辺との連動、図面・模型表現など、多様な観点から講評が行われました。
全体講評
サンフロンティア不動産より大本賞(トートバッグ)授与
【主な講評内容】
・プログラムの構築(土地固有のポテンシャルの発見、企画と設計の両立)
・建築・空間デザイン(構造バランス、足回りデザイン、外部への視点、断面の検討)
・プレゼンテーション(図面・模型、簡潔な口頭発表) など
今後ますますリノベーションの重要性が増していく中、建築設計としても、古いものと新しいものをうまく組み合わせ、再生していく能力が求められます。
–>芝浦アーバンデザイン・スクールの報告ページ
本演習は「芝浦アーバンデザイン・スクール」プロジェクトの一環として行われています。