建築設計演習Ⅲ最終講評会(2017年度)

工学部建築学科の授業「建築設計演習Ⅲ(3年生・選択必修)」では、江東区立深川図書館および周辺を対象とした設計演習を行っています。

深川図書館は明治42年に東京市立図書館として設立され、100年を越える歴史を持つ図書館で、周辺には清澄庭園、清澄公園、仙台堀川など豊かな地域資源も存在します。

「成熟社会における市民の文化活動拠点としての図書館」をテーマに、学生独自の視点から地域や現在の図書館について課題を発見し、これからの図書館に求められる機能、公共サービス機能の複合化、周辺環境との連携などもふまえてを提案します。

11月11日の最終講評会では、留学生8名を含む学生70名、江東区職員2名、教職員7名・TAなど大学院生4名が参加し、9名が発表を行いました。

 


 

●最終プレゼン参加作品(発表順)

『Library of Connection』
『Library with liberation』
『KARUSA』
『-緑地な図書館- 天然物と人工物のボーダーレス化』
『滲出~図書空間の再編成~』
『巣を張る』
『「隙間」の求心力』
『清澄白川の未来を創造する』

 

講評では、建築各分野の教員から暖かくも厳しい指摘が飛び交いました。また、江東区役所よりも深川図書館長・都市計画課長にご参加をいただき、都市や施設に関わる自治体の視点から貴重なアドバイスをいただきました。

学生にとって、地元である江東区について学ぶと同時に、学生ならでは独自のアイデアに対して地域性への配慮や実務的な視点からのコメントを得られる貴重な機会となりました。

 


 

本演習は、「木材業者との連携による居住環境の改善」プロジェクトの一環として実施されました

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