2016年12月15日、「北十間川の水辺活用に向けた勉強会」で、工学部建築学科の学生がまちづくり提案を行いました。
墨田区では2014年に「北十間川水辺活用構想」が策定され、墨田区の北十間川では、鉄道高架下の活用とセットで、東京スカイツリーと浅草をつなぐ空間形成が期待されています。また、2016年度より、地元の町会や商店会、観光協会、芝浦工業大学、鉄道事業者、墨田区などによる勉強会が開催され、水辺の賑わい創出や周辺の回遊性向上についてまちづくりを考えています。
第4回となる今回の勉強会では、40名が参加し、芝浦工業大学からは、志村教授と建築ゼミナール2学生8名、研究室学生4名が参加しました。
勉強会の前半では、「川からまちへ、まちから川へ」と称して、川沿いとまちの中を一体的に捉え、地元の人々の取り組みと空間整備が呼応することを狙い、学生8名が提案を行いました。
①木漏れ日通り(浅草通り)
②あづちゃんの子供館(大横川親水公園)
③川に触れる(小梅橋)
④伝統とタワーをつなぐ場(小梅牛島通り)
⑤まちづくりを考える場(都市整備用地)
⑥伝統と憩いの場(隅田公園)
⑦川とのつながりを感じ、交流する場(北十間川高架下)
勉強会の後半では、隅田公園の南側ゾーニングについて、グループワークを行い、学生も地元の皆さんと一緒に、グループメンバーとして検討を行いました。また、グループワークの結果について志村教授より、周辺の地域資源である神社との関係、避難所や子供の遊び場など機能同士の関係について総評が行われました。
本活動は「内部河川・運河の活用とコミュニティ強化」プロジェクトの一環として行われています。