6月30日(月)に豊洲キャンパスにて、木澤源平氏(京都清水寺棟梁、現代の名工)による特別講義「校倉に学ぶ」が開催されました。
当日は、宮大工さんが木曽ヒノキをナタで割る実演もあり、天然木の香りが教室いっぱいに満ち溢れ、日本の木の魅力を五感で感じることができました。
講義の内容は、日本古来の校倉造りの構法、380年ぶりに棟梁が手掛けた清水寺の舞台の修理方法、昨年調査された東欧の校倉造りの教会など多岐に及び、木澤棟梁の若い人に木の魅力を伝えたいとの思いが伝わる熱気あふれる講義となりました。
講義の最後には、教室棟1階テクノプラザ前に設置した、清水寺三重塔や校倉造りの原寸模型を前に、棟梁から日本の木造建築に伝わる智慧と技法を解説していただきました。
本特別講義は、「木材流通加工業者との連携による居住環境の改善」プロジェクトの一環として開催されています。