エスカレーターグラフィックスの実証実験を行っています

2017年8月8日、港区の複合公共施設「みなとパーク芝浦」にて、デザイン工学部デザイン工学科橋田研究室によるエスカレーターグラフィックスの実証実験を行いました。

実験を行った「みなとパーク芝浦」では、介護予防施設やスポーツ施設などが入った複合施設で、多様な利用者による賑わいが形成される反面、動き方の異なる高齢者や子どもがエスカレーターで接触するなどの課題もありました。また、ちょうど最近は、エスカレーター利用時のルールやマナーについて、ネット上などで話題になっており、2017年7月には、国土交通省から「エスカレーターの転落防止対策に関するガイドライン」も公表されました。

橋田研究室では、エスカレーターグラフィックスの特殊技術を持つ株式会社アサイマーキングシステムとの共同研究を行っており、港区芝浦港南地区総合支所のご協力を得て、実証実験を行いました。

実証実験では、エスカレーターのステップ(踏面)やライザー(蹴込み)、手すりなどにグラフィックや文字を表示することにより、利用者の意識や行動に変化があらわれるか、行動観察とアンケートによって把握を行います。グラフィックに関しても、利用者の心理に配慮したデザインなどの工夫を行っています。

 

グラフィックスがない状態

 

グラフィックスの一例

 

手すりにもグラフィックスが

 

このエスカレーターグラフィックスは、9月いっぱいまで「みなとパーク芝浦」(2階~3階エスカレーター)に表示してあります。お近くにお寄りの際は、是非ご覧下さい。

 

本実証実験は、「都心の災害を考えるワークショップ実施と展覧会の開催」の一環として実施されています。

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