2016年2月18日、豊洲キャンパス周辺の地権者(企業)による「豊洲2・3丁目まちづくり協議会(以下、協議会)」に、まちづくりの提案を行いました。協議会メンバー12名と大学メンバー12名(学生8名)が参加しました。
本プロジェクトでは、「東京臨海地域における安心安全なまちづくり」をテーマに、協議会のメンバーである第一生命保険株式会社と協働を行い、豊洲の防災特性の分析や対策アイデアの検討などを行っています。
豊洲地区は、災害時の安全性については
都内でも有数な地区です。本研究では、豊洲地区の災害時の状況分析、地元の再開発ビルへの災害時対策のヒアリング調査などをふまえ、「豊洲防災ヘッドクォーター構想」として、下記のようなまちづくりを提案しました。
・地下空間の可能性
・江東内部河川の可能性
・空地における地域医療の可能性
・人の集合による防災の可能性
・情報発信の可能性
また、今後の進め方として、協議会と大学の連携によるマップやウェブなどの情報発信、豊洲地区内であまり使われていないスペースの有効活用などを提案しました。
意見交換では、多様なステークホルダーへの対応の考え方、時間帯による来外者の属性の違いなど、地域に関わる企業ならではの視点から貴重なアドバイスを頂きました。次年度以降も更なる検討、提案を続けていく予定です。
本研究は「東京臨海地域における安心安全のまちづくりを推進するロードマップの作成」の一環として行われています。