【JAXA】平成27年度「きぼう利用フィジビリティスタディ（FS）テーマ」の募集について

1.公募概要

宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟の船内環境の特徴を最大限に活用して、国の科学技術イノベーション政策への貢献や自由な発想に基づく独創的かつ先導的で国際的に高い水準の研究を推進するため、下記のとおりFSテーマを募集いたします。
今回の募集では、国の戦略的施策に沿った課題解決型の研究に貢献する「きぼう」利用テーマ募集「国の戦略的研究募集区分」と、自由な発想に基づく独創的かつ先導的で、国際的に高い水準の成果が期待できる「きぼう」利用テーマ募集「一般募集区分」の二つの区分でテーマを募集いたします。
今回の最大の特徴は、国の戦略的研究や科学技術の進展への「きぼう」利用成果の活用、及びそれを通じた産業や社会への貢献に対する見通し・ビジョンを重視した選考を行い、宇宙実験の実現性や宇宙実験手順については、選定後にJAXAとともに技術的な詰め（フィジビリティスタディ）を行っていただくこととしている点です。宇宙実験の経験がない、宇宙実験を検討したことがない方であっても、微小重力などの「きぼう」の特徴を活かして国の戦略的研究や科学技術の発展等に貢献できる研究アイデアをお持ちの方は、ぜひ応募をご検討ください。

2.事業内容

（1）国の戦略的研究募集区分　～ISS／きぼう船内の環境を利用する以下の領域の提案～

1.「きぼう」を使ったヒトの疾患に関連するエピゲノム研究
健康な個体でも急速に骨量・筋量の減少や免疫機能の低下等が現れる「きぼう」の環境（地上の高齢者に類似した生物影響が加速する、いわば「加齢加速環境」）を利用して、エピゲノム解析をはじめ、プロテオーム解析、メタボローム解析等のオミックス解析により生命情報を取得し、地上の疾患原因となる生命情報との相関関係を見出すことによって、ヒトの疾患対策に貢献する研究

2.臓器立体培養等の再生医療に関する「きぼう」利用研究
再生医療への貢献に向けて、長期間の安定した浮遊状態を生み出せる「きぼう」を利用して、幹細胞等を3次元的に培養し、細胞同士の複雑な相互作用や組織構築といった、細胞や組織の複雑系を理解する研究

（2）一般募集区分　～ISS／きぼう船内の環境を利用する以下の分野の提案～

―生命科学分野
―宇宙医学分野
―物質・物理科学分野

3.申請期限

・仮申し込み締め切り 平成27年6月26日(金) 17:00
・正式申請締め切り 平成27年7月17日(金) 17:00 （郵送は当日消印有効）
※（正式申請するためには仮申込みが必要です）

詳細については、公式サイトをご確認ください。
国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 ホームページ
»http://iss.jaxa.jp/kiboexp/participation/application/2015_kibo-utilization-theme.html

4.学内申請期限

申請をご希望の場合は、学内申請書に必要事項をご記入いただき、担当までお知らせ下さいますようお願い申し上げます。
・学内申請書提出締切：平成27年6月12日(金)
また、機関へ提出の申請書の学内締切は下記の通りとさせていただきたく、お願い申し上げます。
・提出申請書 学内締切：平成27年6月19日(金)

学内申請書はこちらをご利用ください

【学内様式】競争的資金（外部資金）応募申請書2015