研究の概要・特徴
コンクリートが所定の強度や耐久性を得るためには初期の養生が重要です。
しかし、型枠中にあるコンクリートの性状を把握することは難しく、また養生効果の定量化も不明瞭である。当研究室では、養生効果と養生の評価手法を関係させることにより、養生終了時期判定手法を研究しています。
養正効果
・脱型時強度:コンクリートの圧縮強度は脱型タイミングや養生の影響を大きく受けます。
・中性化試験:中性化の進行は養生の良否の影響を大きく受けます。
→養生条件により強度・耐久性を把握します。
養正の評価手法(右図)
コンクリート中の水分を電気抵抗で計測可能として、水和反応進行度の計測を行います。→抵抗により水和反応の進行度を把握します。
コンクリート構造物に要求される脱型強度・将来強度・耐久性を担保できるかを型枠内で確認できます。
適切な養生を実施することができ、コンクリートの直接計測・簡易計測・計測場所を選ぶことなく実施できます。