【米国社会科学研究評議会(SSRC)】安倍フェローシップ・プログラム個人研究プロジェクト公募のご案内
本プログラムは、故安倍晋太郎元外務大臣が1990年に提唱した構想に基づき翌1991年に設立された、国際交流基金日米センターの中核をなす事業です。当プログラムは日米センターの資金をもとに同センターと米国社会科学研究評議会(SSRC)が運営する共済事業です。
趣旨
現代の地球的な政策課題で、緊要な取り組みの必要とされる問題に関する、学際的、国際的な調査研究の増進を目的としています。また、長期的に政策指向的研究に従事する新世代の研究者の成長を支援し、そのような政策課題をテーマとして共有する研究者の世界的ネットワークに主要なメンバーとして積極的に加わっていく人材の養成を目指しています。学者、研究者、また学界以外の各分野の専門家からの申請を歓迎します。
対象となる研究課題
対象となるプロジェクトは次の4つのテーマのいずれか1つ以上に該当する社会科学ならびにその関連領域の研究とします。各テーマの下に特に申請を歓迎する課題例を記します。
<個人・社会・国際的な安全保障に対する脅威>
食糧、水、エネルギーの供給不安定、疫病の世界流行、気候変動、災害をめぐる準備・予防・回復、紛争・テロリズム・インターネット・セキュリティの問題など。
<成長と持続的な発展>
グローバル金融の安定性、貿易の不均衡と協定、グローバリゼーションへの適応、気候変動への対応、貧困と不平等など。
<社会・科学・文化のトレンドと変容>
高齢化や人口変化、生殖遺伝学の利点と危険性、ジェンダーと社会的疎外、女性やマイノリティへのSTEM教育の広がり、人口移動、過疎化と都市化、仕事自動化の影響、貧困と不平等、コミュニティの回復力など。
<ガバナンス、エンパワーメントと市民参加>
民主主義制度、参加型ガバナンス、人権、NGO/NPOの役割、新しいメディアの発展、イノベーション推進における政府の役割など。
採用基準
単に1カ国に関する理解を深めるよりも、比較あるいはグローバルな観点を有する研究を奨励します。審査委員会は、申請された研究プロジェクトの中に(1)政策関連性、政策指向性があること、(2)現代的な課題を扱っていること、(3)比較研究あるいは国境を越える視点があること、が明示されていることを採用上の重要な基準とします。
申請資格
・日本国籍または米国市民権の保有者。もしくはその他の国籍保有者で日本または米国に長期にわたる研究拠点を有する者。
・博士号 (Ph.D.)または専門分野での同等の経験を有する者。学界以外の専門家からの申請も歓迎します。
・語学の習得度については資格上の要件ではありませんが、申請する調査研究の内容からして語学力が不可欠と判断されるものについては、プロジェクトを完遂させるために必要十分な語学力の証明書を提出することが求められます。
・重要な政策課題に関する研究または具体的政策提言を意図する研究の場合、その目的や内容が党派的とみられるものは安倍フェローシップの対象となりません。
注:同一年度内に国際交流基金が公募する2つ以上のフェローシップを受給することはできません。
申請方法
申請はSSRCのホームページ上にてオンラインで受け付けています。
<申請>
※応募詳細はウェブサイトをご覧ください
<国際交流基金日米センター>
»http://abefellowship.info
応募締切
申請意思表明締切 : 2017年8月18日(金)
研究企画課締切 : 2017年8月25日(金)
申請締切 : 2017年9月1日(金)
※申請をご希望の場合は、研究企画課担当まで申請意思表明をお知らせくださいますようお願い申し上げます。
応募先・お問い合わせ先
国際交流基金日米センター内 米国社会科学研究評議会(SSRC) 東京事務所
〒160-0004
東京都新宿区四谷4-16-3
TEL : 03-5369-6085
FAX : 03-5369-6142
※応募詳細はウェブサイトをご覧ください
<国際交流基金日米センター>
»http://abefellowship.info
本件に関する問い合わせ先
担当 : 研究推進室 研究企画課 羽賀、小川
TEL : 03-5859-7180
FAX : 03-5859-7181
E-mail : sangaku@ow.shibaura-it.ac.jp
※申請をご希望の場合は、研究企画課担当まで申請意思表明をお知らせくださいますようお願い申し上げます。
お問い合わせ先
芝浦工業大学
産学官連携・
研究支援課
〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5(豊洲キャンパス 研究棟3階)
TEL:03-5859-7180/FAX:03-5859-7181
E-mail:sangaku@ow.shibaura-it.ac.jp